外壁や屋根の塗装は、見た目がキレイでも手抜き工事が行われているケースがあります。
特に最近では、訪問販売や格安業者による施工で、見えない部分での手抜きがトラブルになることが増えています。
では、一般の方が手抜き工事をどうやって見抜けばいいのか?
この記事では、現場でチェックすべきポイントをプロの視点でわかりやすく解説します。
そもそも「手抜き工事」とは?
手抜き工事とは、本来行うべき作業を省略・簡略化することを指します。
たとえば:
- 必要な下地処理をせずに塗装する
- 塗料の規定量・回数を守らない
- 乾燥時間(インターバル)を取らずに強引に塗り重ねる
これらはすぐには分からなくても、数年後に塗膜の剥がれ・ひび割れなどの形で表れます。
チェックポイント①:下地処理の有無
塗装工事で最も重要なのが下地処理です。
高圧洗浄・ケレン(サビ落とし・旧塗膜剥離)をしっかり行わないと、塗料が密着せずにすぐ剥がれてしまいます。
チェック方法:
- 工事初日に高圧洗浄を行っているか(外壁が濡れている様子があるか)
- サビや汚れが残っていないか
作業中の写真を撮っておくと安心です。
チェックポイント②:塗装の回数と工程
塗装は原則3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が基本です。
中には、中塗りと上塗りを一度に済ませるなどの手抜きが行われることもあります。
チェック方法:
- 毎日の作業報告に何の工程をしたか書かれているか
- 各工程で使用した塗料の缶数(写真付きが理想)
また、下塗りと上塗りで色を変えてもらうと、重ね塗りの有無が目視で分かります。
チェックポイント③:養生が丁寧か
養生(マスキング)とは、塗料がついてはいけない部分をビニールやテープで保護する作業です。
これが雑だと、窓枠や床に塗料がはみ出したり、見た目が悪くなります。
チェック方法:
- 玄関・サッシ・植木などにビニール養生がされているか
- 塗料のはみ出しや飛び散りがないか
丁寧な業者ほど、この養生作業に時間をかけます。
チェックポイント④:乾燥時間(インターバル)を守っているか
塗料には「乾燥時間」が必要です。これを守らずに塗り重ねると、塗膜の膨れ・剥がれが起きやすくなります。
チェック方法:
- 1日で2〜3工程を一気に進めていないか
- 雨の日に無理に塗装していないか
作業日程に余裕があるかどうかも、業者の誠実さの指標になります。
まとめ:工事中に「ちょっと気にする」だけでも予防になる
一般の方が工事内容をすべて把握するのは難しいかもしれません。
でも、「毎日どんな作業をしているか?」と気にするだけで、業者の対応は変わります。
不安な点があれば遠慮せずに質問しましょう。
誠実な業者であれば、むしろ細かく説明してくれるはずです。
当社では工事中の工程写真付き報告や立ち合いチェックも対応しています。

